コントラバス

本番前に思い出す言葉。勇気と相手への思いやり。

学校が夏休みに入った頃、今年も夏のコンクールシーズンがやってきました。

私もレッスンや自分の本番が続いていましたが、そういえば、どの場面でも共通していつも思い出す言葉があることに気づきました。

自分が演奏する時も、レッスンをする時も、何かを伝えたいと思う時はいつも気持ちを整えるかのようにふと思い出す言葉です。

すでにコンクールは始まっていますが、これから何かの本番が待っているという人へ、『頑張れ』以外の言葉で応援ができたらなと思い、綴っていきます。

勇気を出す

普段、私がコントラバスを弾く現場として多いのが
オーケストラや吹奏楽、そしてもっと少人数でのアンサンブル。

その中ではコントラバスが自分一人、ということもあります。

自分しかいないとなると、演奏する上での責任も大きく感じるし、途端に緊張してしまうのですが
でも、ここは少し発想を変えて

今この楽器は自分しか弾けないんだ

だからこの楽器の主役は自分なんだ!

よし、やるぞ!!

私にまかせて!!

そんな強い気持ちをまずは持つようにしています。

そして実際に弾くときにも
自分を信じて思い切って、えいっとやってみる。



最初は不安だし、怖いんだけれど

でも練習を重ねて、準備してきたことも
自分が一番わかっているはず。

だから大丈夫。

迷わず勇気を出してやってみよう!

相手への思いやり

ここでいう『相手』の意味には2つあります。

1つ目は、一緒に演奏する仲間へ。

演奏中にも同じメロディーの掛け合いがあったり、合わせるところがあったり
自分一人では曲は成立しないから、一緒にステージに立つ仲間を尊重する。

相手を思いやることは、本番前でなくても普段から心がけていることでもあります。

2つ目は、自分の周りの人へ。

それは、自分の家族や、教わっている先生、
もしいつもと違う会場での演奏ならそのホールのスタッフさん、そして演奏を聴いてくれるお客様、、、
と考えてみると一つの本番には沢山の人が関わっていることがわかります。

色んな人のサポートがあって今がある、ということも忘れずにいたいし

だからこそ、自分のベストを出すぞ!とエネルギーが湧いてきます。

さいごに

今回はあえて『頑張れ』という言葉を使わずに書いてみました。

今までしっかり準備してきた自分を信じて、

あとは本番で仲間との演奏を思いっきり楽しむ。

応援しています!!